なぜ、フィリピン・セブ島で「そろばん教室」を起業したのか。

私は現在、フィリピン・セブ島で『IPPO Japanese Math School(以下IPPO)』という、そろばん教室を運営しています。

大卒後東京で3年、その後インドネシアで2年働き、その後フィリピンで「そろばん教室起業」の道を選びました。今年で30歳になり、IPPOそろばん教室を始めて何とか2年目を迎えようとしています。

会社を始めた2016年12月当初はそろばん自体の知名度の無さも影響し、初月の生徒はたったの『2人』でした。

ですが、そのまま誰にも知られないまま倒産するのも物凄く悔しいので、「小学校前でビラ配り」「高級住宅街でポスティング」「近隣40箇所へ看板設置」、そして学校への執拗な営業活動が募ったこともあり学校でのそろばん教室での説明会なども開催してきました。

生徒数も増え2017年10月末現在、ようやく明るい未来が見えて来ました。

(まだ赤字ですが!)

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IPPOバナワ第一教室:30名
IPPOマンダウエ第二教室(仮):10名
NPO法人セブンスピリット:13名
近隣小学校:24名

合計:77名(2017年10月末時点)
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私が、起業に至った根底には、学生時代に没頭したバックパッカー、新卒後の商社での営業経験、またインドネシア海外転職経験を通じて、アジアの方々と接するうちに、「アジアの方々の教育水準の低さ(*東アジア地域を除く)」と対称に「日本人の教育水準の高さ」を強く感じて来ました。

そして29歳の時、知人を介して約20年振りに「そろばん」と再会したのが直接のきっかけとなり、「フィリピンでのそろばん教室事業」を始めました。

フィリピンの方々は理数系が苦手な人が多いと言われており、簡単なお釣り計算ですらできない人が多い現実が有ります。

一方で、日本では江戸時代から「読み書き算盤」ともいわれ、寺子屋を通じて、そろばん教育は非常に重視されました。またそのことが日本人の「数字への強さ」を支え、世界的にも類を見ない高度な教育レベルを保ってきました。


フィリピン現地小学校で正式に「そろばん」がカリキュラムへ導入されました!

また私自身も小学校の頃からそろばん教室に通っており、暗算や数字には未だに自信を持っています。そして数字を根拠とした決断の場面では何度も助けられて来ました。

ですので、日本の教育水準を支えた「そろばん教育」をアジアの子ども達へ普及させることは、必ず彼らの実生活や学業に良い影響を与えると思っています。

またそろばん教育が英語公用語の「フィリピン」に広がって、彼らが英語だけでなく数字にも強くなりビジネス全体の生産性が上がれば、それこそがこの国への大きな社会貢献になると私は確信しています。

そして、この国で認められれば他のアジア諸国にだってどんどん広がるかもしれません。

今回は、海外でこんな活動している人間もいるということを少しでも知ってもらう為、記事を書いてみました!

ではまたの記事で!

【海外起業】準備→開業→集客を時系列で振り返ってみた。【スタートアップ】 【かけ算】フィリピン人の計算力が絶望的な理由!【比較データ有り】 【海外起業しないか?】フィリピン・セブ島での会社設立方法まとめ

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フリーメイさん

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