【環島】6泊7日で台湾自転車一周の旅(前編)

男の子
ねぇ、ねぇ「環島」って知ってる?台湾島を自転車で一周するみたいなんだけど
フリーメイさん
実は2013年8月にワイも挑戦したで。台湾自転車一周またやりたい!
男の子
さすがっ!その話を詳しく聞かせて!

この動画は「台湾交通局観光局」の環島の紹介動画なのでぜひ見て欲しい。

環島(=ファンタオ)」

それは台湾島1,000kmを自転車で走破するというもの。

実際に環島に挑戦して思ったのは、大都市台北はもちろんのこと地方も面白いということ。日本とは歴史的背景からしても切っても切り離せない国です。

お年寄り世代となった昔を知る日本語世代と会えるのも寿命の問題からそんなに長くないでしょう。「失われた日本文化」に会いに行ってもませんか?

また台湾は温泉食文化も非常に豊かです、南国なのでフルーツも美味しい。人も温かみの有る人が本当に多いと思います。

そんな魅力溢れた「台湾」、その素晴らしさを5年の時を経て今記事にして伝えたいと思います!(記事内の日本円価格は2018年6月のレートで算出)

台湾(Taiwan)基礎データ

【面積】:3万6千平方キロメートル(九州よりやや小さい)

【言語】:中国語,台湾語,客家語等

【人口】:約2,357万人(2018年3月) *台北市-約268万人,台中市-約279万人,高雄市-約278万人,新北市-約399万人

【宗教】:仏教,道教,キリスト教

【名目GDP】:5,732億USD(農業1.7%,工業35.4%,サービス業62.9%)

【1人当たりGDP】:24,337米ドル

【通貨】:1米ドル=約29.8台湾ドル

【在留邦人数】:21,887人

外務省:台湾基礎データ

今回の旅の進路(2013年8月25日〜8月31日)

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【0日目:東京→台北】エアアジアで台湾へ!

祐天寺から羽田空港へ

04:30 当時住んでいた祐天寺の自宅を出発し、品川駅まで自転車を漕ぐ。その後は羽田空港まで輪行。品川駅で人生で自転車を分解したので予想外に時間が掛かった。

フリーメイさん
自転車を分解して専用の袋に入れ、電車バス・飛行機などで移動することを「輪行」と呼ぶぞ。

07:50 羽田-台北エアアジア便に乗り込む!確か往復2万円以内でだったハズ。

10:00 桃園空港に到着。羽田→台北は約3時間です。

桃園空港着、バスで台北市内へ移動

13:00 市内到着!台北駅付近でバスを降り、愛車「エスケープAIR」をささっと組み立てる。

しかし!

せっかく持ってきたクロスバイク用の空気入れの使い方がさっぱり分からず困り果てる

そこに台北のお巡りさん登場!市内の自転車屋さんまでパトカーで運んでくれるという嬉しい出来事が!

フリーメイさん
お巡りさん、その節は大変有難うございました!空気入れの使い方勉強していなくてご迷惑お掛けしました!

見よ、これが台北屈指の屋台街「士林夜市」だ!

19:30 台北にある士林夜市へ!沢山の屋台が立ち並びます!

台湾って凄くほのぼのとして凄く好き。

台北初日の宿。その辺でおばちゃんに付いていったところなので正式なホテルなのかは知らない。

突然の台湾人の陽気な別のおばちゃんが部屋に入ってきて談笑して帰ってたり。割と楽しい宿だった。1000台湾ドルだった気がする。

23:30 久しぶりの運動が「台湾島自転車一周」とかワシの身体は持つだろうか、、ということで早めの就寝。

いよいよ翌朝から台湾島自転車一周の旅「環島」の始まり。

7泊8日「環島」攻略のポイント!

★台湾島一周はルートによるが約1000km

★10日間前後で回るのが一般的。すなわち1日100km走破が必須

  • 日時:2013年8月24日(土)
  • 旅の軌跡:東京→羽田空港→桃園空港→台北市内
  • 走行距離(当日):-
  • 走行距離(累計):-
  • 宿泊地:台北市内ホテル(1,000台湾ドル/約3,670円)
フリーメイさん
自分は6泊7日なので1日150kmが目標となるぞ!

【1日目:台北→頭份】旅の始まり!台湾島1,000kmを往く!

「環島」攻略の為の装備はコレだ!

09:30 旅の起点「台北駅前」での一枚。

旅の荷物は全て後輪サイドバッグに収納。これから始まる1週間の旅舐めていますね。決して「ミニマリスト」な訳ではない。ただの準備不足ですね。

この男、無計画につき。

フリーメイさん
重いの無理ぽ

★使用車種:GIANT社「ESCAPE AIR」←重量10kg以下、定価5万円以内!
★カメラ:Canon IXY3
★スマホ:iphone5C、WiFi運用
★備品:ロックワイヤー、空気入れ、ペットボトルホルダー、速度距離メーター、夜間LEDランプ、後輪サイドバッグ(OSTRICH社)、輪行用バッグ(OSTRICH社)、ハンドル下に付ける小型ポーチ、予備のチューブ。小型工具
★その他:台湾全土地図、ミニカバン、チープカシオ、ビーチサンダル(H&M)、ハーフパンツ2枚(Patagonia)、Tシャツ2枚(不明)、帽子(不明)、首掛けタオル(不明)

出発!台3線を南下し新北市を通過!

10:30 天気もよく最高のサイクリング日よりですね!

いやー台湾の道路は快適ですね。ゴミひとつ落ちておらず気持ちの良いものです。

道路も自転車バイク専用道が設置されており安全です。

お昼は「三峡老街」で台湾牛肉麺を食らう。

11:30 三峡老街着

お寺に行って旅の無事を祈る。

そして大好物の牛肉麺をすするっ!170-200台湾ドルだったかな。500円位。

2時間も長居してしまった…

13:30 三峡老街発。台3線を往く!

15:30 「台3線」を南下、南下!

何度地図を確認しても、これっぽちも進んでいないことに不安を覚え始める。

うん、台湾でけーな。

走り始めるまではなんとなく一日150kmは走れるよね、っと思っていたが、そう簡単にはいかないことを今さら認識し始める。

17:00 横山駅の側道を通過。

「台3線」をずっと走っているみたいだ。

19:00 頭份市内に到着。山中で日没を迎えそうになり相当焦ったが、なんとか街へ到達。

頭份到着後はホテル探し、市内の安ホテルへ。

初日の走行距離119.99km。実走行時間は約7時間なので大体時速18km/h。(全然進んでない!汗)

フリーメイさん
あかん。1日150km走るには、走行ルート選定や早起きが必死や。明日に備えてもう寝る!
  • 日時:2013年8月25日(日) *1日目
  • 旅の軌跡:台北市→三峡老街→頭份
  • 走行距離(当日):+119.9km
  • 走行距離(累計):119.9km(+119.9km)
  • 宿泊地:頭份市内の安ホテル

【2日目:頭份→高雄】台中まで爆走。輪行もあるよ!

本日は高雄を目指す!

06:30 起床。朝飯は頭份市内のホテル周辺で済ます。

07:30 出発。朝が苦手なワシにとってはきつい。

09:16 涼しい時間帯。「台1線」を南進。「白沙」という街を走っていると「加油〜!」と黄色い声援が聞こえてくる。

中国語で「頑張って〜」の意。孤独な戦いなので本当に嬉しいのだ。記念にぱしゃり!多謝!

つ、ついに「台中」へ到達!

11:30 早くも台中市内!と思ったが、あくまで市内に入っただけ。

とりあえず台中市内を目指す訳だけど、全然着かない。遠いのなんの。

連日気温30度オーバー。汗で水分が流れる。2時間ごとに水分補給しないと命が危ない。

12:17 昨日の山道とは違い、めちゃくちゃ走りやすい道が続く!「台1線」を爆走!気持ちいぃぃ!

フリーメイさん
台湾は自転車に優しい国で右側車線が自転車道路になっているんだよ!

デーン!

15:00 台中駅到着。

丸二日間走ってきて全体の5分の一も来ていない…もう少し、もう少しだけ進みたい。

…自転車で一周するといったけど…しゃーないな。(よし、友達には電車使ったこと黙っておこう)

人生初の電車輪行!

17:16 台中発高雄行きの列車に乗り込む。

駅員の兄さん日本語がペラペラだった。日本文化が好きだということでめちゃくちゃ丁寧にしてくれた。多謝!

時間もあるのでセブンイレブンで「おでん」を食べて腹ごしらえしたり、駅前散策。

輪行は台湾ではメジャーな移動方法らしい。電車によっては自転車用の車両があったりして驚いた記憶。

★台中発(17:16)→高雄着(19:47)
料金:469台湾ドル(約1500円)*2013年時点

台湾随一の工業都市「高雄」へ!

19:47頃 時間通り高雄駅へ到着

晩御飯は高雄随一の屋台街「六合夜市」へ!

宿泊先は写真もなく思い出せないので割愛するよ。

フリーメイさん
2日目の走行距離103.86km、実走行時間は約6時間。時速20km/hの壁は厚い。(いやー電車快適だったなぁ)
  • 日時:2013年8月26日(月) *2日目
  • 旅の軌跡:頭份市→台中駅→高雄駅
  • 走行距離(当日):+103.86km
  • 走行距離(累計):223.76km
  • 宿泊地:高雄市のユースホステル

【3日目:高雄→墾丁】高雄から台湾最南端を目指す

日本統治時代、当時の貴重なお話を聞く。

08:00 連日の激しい運動に疲れが出たので。ゆっくりとした朝を迎える。起床して高雄市内を走り回る。

09:00 朝ごはんにローカル食堂で「咖哩」を食べる。そこの店主のおじいさんに日本統治時代の思い出を聞く。

「小さい頃はよく日本の軍歌を歌いましたよ、今でもカラオケに行くと歌います」

「幼少の頃、内地の東京八重洲に行ったことがあります」

「バナナがよく取れたから高雄港はバナナの荷積港としても機能していたんですよ」

「ずっと私は日本人だと思っていました。でも敗戦を迎え、国が変わり、自分が何人なのか、アイデンティティを失いかけた時があります。この経験は私だけでは無いはずですよ」

優しい口調で、そして懐かしそうに昔話を聞かせてくれます。戦前は日本語が公用語だったのでとても流暢に語ってくれます。自分の話す日本語よりも正統な日本語だな、と思いました。自分のおじいちゃんと話しをしているような感覚でした。

また戦後の日本が失った「日本文化」を今でも残しているのが台湾なのだなぁ、としみじみに感じました。

おじいさんは今の価値観で言えば疑いようのない台湾人だろう。だけどもともと日本統治下の台湾で「日本人」として育った。だけど「その後」の時代がそうであることを許さなかった。今でも台湾は様々なアイデンティティに悩みながら存在している。

おじいさん本当に貴重なお話有難うございました!

日本と台湾の歴史

1895年、下関条約に基づき台湾は日本へ割譲される。その後台湾は1945年敗戦を迎えるまで50年間日本の外地として統治されることに。インフラが弱かった台湾でアジア最大の水力発電所を作り台湾全土に電気を通したり、烏山頭ダムを作り水問題を解決し台湾の農業生産を拡大。また全国に学校を設置して基礎教育の向上を図った。1945年以降は大陸から来た蒋介石率いる国民党が台湾統治を始め現在に至る。

台17線沿いに「墾丁」を目指す!

09:56 「高雄港」がバナナで栄えたのか。バナナ貿易に思いを馳せ、やる気気力ともに充電完了。

台湾をもっと知りたい!出発じゃあ!

10:10 高雄の町中を突っ走る。右側が自転車バイク道。

イケアやコストコ、カルフールもあって賑やかな街だった。

11:27 中国鋼鉄/CHINA STEELを通過す。当時は鉄鋼商社勤めだったからテンション上がったな。

ちなみに粗鋼生産量1500万トン超えの世界19位の規模。

ざっくり感で良ければ粗鋼生産ランキングwikiが詳しい。

11:55 「台17線」を爆南中!

12:50 高雄南部の工業地帯での寂しい一枚。元祖セルフィーキング。

ツーリング仲間ゲット!

15:30 この旅でほぼ初めてとなる自転車旅行者に遭遇。(すれ違うが、同一方向では意外と会わないのだ)

文君
ニーハオ!日本人どこ行くんだ?
フリーメイさん
墾丁だよ!最南端の街。サーフィンできるんだろ?
文君
ハハハ、君はわざわざ日本から来たのか?面白いな、一緒に行こう

相方が出来たので写真が取れる。友人って素晴らしいなMAJIDE。

17:22 墾丁まで残り15km。

「え、どこに行くって?そりゃ、虹の向こうにきまってんだろ?」

台湾南部のビーチリゾート「墾丁」へ到着

18:18 墾丁の海に到着!

水着ギャルいっぱい!これを見に来た!

夜は文君一家とBBQパーティー!

週末は高雄から通うなかなかハイソな一家なのだ。文君の家族は車で、文君はあえて自転車で墾丁まで通うという自転車好きだ。

台湾南部の夜空を駆け抜け宿まで送ってくれた王君。

大家好!

  • 日時:2013年8月27日(火) *3日目
  • 旅の軌跡:高雄→墾丁
  • 走行距離(当日):+123.91km(グーグルマップ推定)
  • 走行距離(累計):347.67km
  • 宿泊地:墾丁のサーフィン宿「阿飛衝浪旅店」のドミトリー

*今回走行距離は後編4日目の台湾東部「大武」到着時点での「450.67km」よりグーグルマップで逆算して算出している。距離計を撮影するのを忘れた為。

女の子
えぇ!台湾って日本だったの?!そいえば世界史で習った気がするわ。台湾・澎湖諸島が云々..
フリーメイさん
教科書や本で勉強したって「本の中の出来事」でなかなか実感湧かないよね。今でこそ親日国台湾として知られているけど、いろんな負の歴史も沢山あっただろうね。でもそれを乗り越えてきたからこそ今の日台関係があると思うよ。台湾は治安も良いのでみんな訪れてみると良いよ!日台友好!

中編に続くよ!

台湾自転車一周の旅はいかがでしょうか?

ホテルは事前予約がベター。アゴダから予約しましょう!

台北から墾丁まで電車なら一瞬ですが、自転車で巡るのも楽しいですよ!

さて次回記事では、台湾西部編の快晴とはうって変わり暴風の中、山越えを敢行します。

台湾最南端から台北を目指す旅になりますよ!そして「千と千尋の神隠し」の舞台になったといわれる「九份」にも行くので乞うご期待!

一次情報が欲しい人は「環島1號線」で検索してみよう!

「環島」の地図はこちらからダウンロード可能です。(2018年6月現在)

フリーメイさん
中編に続くよ!

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freemeisan

そろばんの先生/会社経営IPPO Japanese Math Inc.
日本、インドネシアで勤務、その後フィリピンで起業。中東やアジア地域の旅行事情に詳しい。その他フィリピン英語留学やサーフィンなども。人生のネタは尽きません。元ギャンブル依存症です。
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