女の子
フリーメイさん
海外在住者のみなさん、日本の運転免許証の更新はお済みですか?
海外に滞在している方にとって運転免許の更新って大変ですよね。だって更新が3年ごと(ゴールドの方は5年)で、しかも誕生日前後の一ヶ月間しか更新期間がなかったりして、なかなかタイミングがあわないなんてことも。だからいって免許更新に合わせて日本に帰るなんて、それも難しい話ですよね。
実は「やむを得ない事情」がある海外滞在者で免許失効してしまった方を対象に特例があり、免許再取得の可能性があるかもしれないんです!
今回は神奈川運転免許センターにお邪魔して、免許の再取得にチャレンジしてきました!ちなみに筆者は免許失効から1年半も経過していますw
- やむを得ない事情で日本の運転免許をさせてしまった方
- 海外在住者で免許更新期限経過後3年以内の方
- 免許更新したいが、国外転出届を出してしまって、日本に住所がない..
さらっと流し読み
一時帰国中に免許更新や再取得のススメ!
海外へ長期で出ている方は、国外転出届を出しており、日本に住所が無い方が多いのではないでしょうか?
しかしご安心下さい。日本に住所がなくても、一時帰国証明書が有れば免許更新や失効後の免許再取得ができるんですよ!必要な書類は以下です。
正直、戸籍謄本(筆者は戸籍抄本でOKでした)の取り寄せが面倒ですが、一時帰国期間が短い人は家族の方に手伝ってもらいましょう。
各都道府県の運転免許センターへGO!
ちなみに今回、筆者が免許の再取得をした場所は、神奈川県の二俣川免許センターです。
住民登録が日本に無い方は、一時滞在先の証明書があればどこでも再取得や更新ができますが、ここは実家が無難ですね。
基本的に失効更新や再取得の流れは日本国内の免許センターであれば、基本は同じだと思うのでみなさん参考にして下さいね〜!
- パスポート(日本入出国スタンプ)
- 証明写真×1枚(3cm × 2.4cm)
- 失効した免許証
- 戸籍抄本(筆者は謄本は不要)
- 一時帰国証明書(各免許センターWeb印刷)
- 一時帰国証明者の本人確認書類(親の免許証コピーでok)
- 試験手数料:1,900円
- 講習手数料:1,350円(違反者)
- 交付手数料:2,050円
ちなみに免許失効の再取得手続きの場合は、更新時に来るハガキは不要でした。一応持っていきましたが、係員の方がチェックしている感じは無かったです。まぁ手元に有れば念の為、持っていきましょう。
フリーメイさん
- 申請書をタッチパネルで取得(1番)
- 手数料窓口(2番)で支払い。証紙もらう
*試験手数料:1,900円 - 申請書に上記証紙と証明写真を貼付
- 受付窓口(4番)で申請書へ受付印もらう。視力検査も
- 登録窓口(5番)で運転免許証受領証をもらう
- 手数料窓口で(2番)で支払い、証紙を受領証へ貼付
*講習手数料1,350円、交付手数料2,050円 - 写真撮影(6B)⇒講習受付も同時
- 講習室で2時間の講習
- 講習終了後、その場で免許配布!
神奈川免許センターの場合、受付は平日は午前・午後に二回。
受付時間は午前の部は08:30〜09:00まで、午後の部は13:00〜13:30までに上記「スキーム4の受付」まで終わらせる必要があるので、時間に余裕を持って早めに行きましょう!
(とはいえ多少の猶予は許されそうですが、その辺りは審査官によると思います。運が悪ければアウトでしょう!)
フリーメイさん
タッチパネルで申請書を入手(1番)
13:20 タッチパネル式の受付機があり、とても効率的ですね!
失効者の人は「失効」の受付列に並びましょう。係員の方も近くにいるので、分からないことがあれば直接聞いてみましょう。免許証を右下の挿入口に挿入して、申請書類を発行する必要があります。失効した免許証であっても必ず持参することが大切です。
あ、ちなみに4桁の暗証番号を2つインプットする必要があるので忘れにくいものを入力しましょうね。
フリーメイさん
「免許失効者」は手数料支払の前に確認窓口で相談を!
手数料窓口(2番)で試験手数料を支払う
試験手数料:1,900円
申請書を取得した後は氏名・住所・更新項目を記載し、試験手数料を2番の手数料支払い窓口にいきましょう。支払い後、支払証紙(お金払った証明票)が貰えるので申請書に貼り付けましょう。
それと受付提出前に証明写真(3cm × 2.4cm)の貼付も忘れずに!忘れた方は3階に行けば証明写真が取れますのでご安心を。
受付(4番)の失効窓口へ、視力検査も有り
免許失効の事情説明など
失効者専用の特別レーンが有るので、そこに胸を張って並びましょう。自分の番が来ると審査官がパスポートの日本入国日・出国日のチェックをして、「やむを得ない事情」の整合性を調べます。ちなみに特に注意してみていたのはどうやら失効前後の日本入出国日の確認でした。
- 2016年6月30日に日本出国
- 2017年5月24日が免許失効日
- 2018年12月末の帰国は年末年始期間に該当
- 2018年12月5日に日本入国
- 2018年12月10日に免許センターへ
ちなみに免許失効に関しての「やむを得ない事情書」はあるか?と聞かれましたが、用意していないと伝えたところパスポートの入出国スタンプの確認でその場で対応してくれました。会社員であれば海外出張証明などがあると、良いのかもしれませんね。
あと外国免許証があると「初心者標識免除」に該当するようです。分かりやすく言うと、日本国内での運転時に「初心者マーク」を車に貼る必要がないということらしいです。
免許の再取得であっても、筆者のようにフィリピン国発行の現地免許証があれば、海外で継続して車を運転していた証拠になるので、運転の腕は衰えていないという証明にもなるようです。
フリーメイさん
視力検査
その後は視力検査をします。
受付横に緑の箱があり、中腰のまま視力検査をすることができます。検査内容は◯の上下左右が欠けているアレです。5問くらいでササッと終わりますので腰痛の心配は無用です。
終わったあとは5番窓口付近で「名前」が呼ばれるまで待機しましょう。
登録窓口(5番)運転免許証受領証をもらう
14:20 【5番窓口】へ館内アナウンスで呼ばれました。聞き逃さないように!
5番窓口の係員の方から、運転免許証受領証(違反講習該当者はオレンジ色)を頂いたら、次は記載された「講習手数料、交付手数料」の支払いです。
手数料窓口(2番)で講習手数料、交付手数料を支払う
講習手数料:1,350円
交付手数料:2,050円
先ほど試験手数料を支払った窓口と同じ場所です。お金の支払はこれが最後!
証紙は係員の方に貼っていただきました。その後は受領証左側の氏名や受領日付(当日)を記載し、6番写真撮影へ向かいましょう!
写真撮影レーン(6番)で免許証用の顔写真の撮影
6Aは通常の免許更新者向けでしょうか?
失効者の列は超特別待遇なのか知りませんが真ん中のガラガラ6Bでした。この後そちらに案内されましたが、ちょっと注目度高くて恥ずかしいですね。
あ、免許証の写真は最低3年、ゴールドの方は5年間変更できないので、今日イチのキメ顔で行きましょう。今後数年の人生を左右しますからね。
二時間の違反者講習を受講!
講習の時間は14:40〜16:40の2時間でした。途中で10分の休憩有り。
寝たら鬼教官に怒られるのが相場なので絶対に寝てはダメ。大体教官というのは警察上がりの強面の人が多い印象なので、マジで殴られますよ。こち亀の両津勘吉みたいなヤンチャなお方ばかりです。
筆者はもちろん一番前の席で教官殿のお話をきいておりましたよ。世の中の交通安全のため、また安全を心がけるドライバーの方に向けて少し共有しておきましょうか。
- 約20分の交通事故防止啓発の映画
- 安全運転の自己診断
- 神奈川県内の交通事故状況
- ブレーキの制動距離について
- 2017年道路交通法改正について
⇒75歳以上のドライバーへの認知機能検査について
⇒準中型免許の導入について
ざっくりとこんな感じでしたね。日本にいた時は気づきませんでしたが、日本の行政はしっかりと仕事をしているな、と感じました。
具体的に全国の交通事故件数の毎日のアップデート情報(昨日は◯人の方が事故により亡くなりました)、自己診断テストも膨大なデータや検証のもと作られたであろうほど正確性の有るもの。また道路交通法改正による要点の共有。しばらく日本にいなかった筆者としては新鮮な機会でした。
女の子
フリーメイさん
ついに免許証ゲットォォ!!
2時間の講習の最後は、コワモテの教官達が5人くらいやってきて新しい免許証の配布を行います。配布された方から免許の再交付及び更新が終わりとなります。
あ、今回の免許の有効期限ですが平成33年(2021年)の5月某日でした。
免許失効は2017年5月だったので、てっきり次回更新は2020年かと思いましたが、今回は『免許再取得』なので2018年度誕生日起算3年後なのでしょうね!参考までに!
ちなみに近年の免許証はICチップが埋め込まれており、本籍地などの個人情報はその中にデータ化され埋め込まれています。
講習室を出ると個人情報確認マシーンが有りますので、そこで最初の申請書発行の際に発行した「4桁の暗証番号」を入力すれば本籍地やその他の情報が見れますよ。確認すると良いでしょう!
免許失効した際にかかる再取得コストまとめ
- 戸籍抄本取り寄せ:450円
- 運転免許の再取得関連コスト:5,300円
- 証明写真:700円
- 計:6,450円
以上のようになりました。*交通費は含みません。
国外転出で住民票が取れない方は、戸籍抄本の取り寄せがカギとなりますので、お早めに手配すると良いです。また証明写真代も免許センター外であれば多少は節約できるかもしれませんね。
終わりに
さて、いかがでしたでしょうか?今回は海外滞在中に免許失効してしまった方向けに記事を書いてみました。
というのも筆者自身がこの件に関してかなりネットで調べたけど、情報が少なかったことも有り、今回自身の経験をもとに解説してみました。世間的にはレアケースでしょうが、海外滞在中で失効する方は少なくないはずでしょうし。
ですが一番大事なのは免許更新を期日通りに行うことなのは言うまでも有りませんよね。それができなければ更新期間前(更新年誕生日の1ヶ月前後より前)の更新手続制度を利用して、海外渡航前に終わらせることもしっかり検討しましょう。
いずれにせよ、何らかの理由で免許失効してしまった方は諦めずに免許センターに相談してみることが大切です。せっかく教習所に通って取った超絶便利な本人確認書類ですからね!


フィリピン車検更新記事と見比べても面白いかも!

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フリーメイさん
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