今後のフィリピンそろばん普及の方向性について

はい、おなじみフィリピン・セブ島で「IPPO Japanese Math School」というそろばん教室を運営している鵜飼です!今回はちょっとシリアスな話。

子どもが「できない」と思えば、それは恐怖になる。

毎年5月末と11月末は半年分の諸経費(教材代の前払費用)の回収が重なり、保護者にとって

 

退会継続かの決断をする時期になります。

 

年2回の審判の時とも言うべき今回のタイミングで、2名が退会することになりました。週一で通ってくれていた小1と小4の兄妹生徒です。

生徒:小4(8級練習中)、小1(9級導入指導中)
コース:週1回コース
継続月数:2017年2月〜11月末の10ヶ月間

お兄ちゃんの方は入学時はかけ算九九も出来なかったくらい、算数が苦手だったのですが、本人の努力で10ヶ月で8級まで行きました。

また下の娘は足し算引き算を中心とした”HOP/STEP/JUMP教材”が終わり、かけ算指導中に数ヶ月足止めを食らっていました。

二人ともこれからどんどん伸びるという時期に退会を選んでしまうとは、何とも切ない結果となりました。週一授業なので、かけ算が思うように覚えられず泣いてしまうことも有りました。

今回のケースは二人の両親は「IPPOに通うのを継続させたい」とのことでしたが、小1の娘がかけ算に恐怖心を覚えてしまった、その為IPPOにはもう来たくないと。。

 

実はこうなる予兆は3ヶ月ほど前から有り、送り迎えをしてくださっている祖母の方に

「下の子だけでも週2回IPPOに通わせることができないか、現状の週1回のままだと、毎回かけ算の復習から入り、授業が進まない。追加の学費は9級行くまでは不要で構いません」

と説明していましたが、学校が忙しい、との理由でその願いは叶いませんでした。

フィリピンでは無理に幼児を受け入れる必要は無いのかもしれない

なぜ昔、そろばん教室が小学校2年生以上を中心に受け入れていたか

→結果が出やすいからですよね。結果が出れば親も嬉しい。

 

なぜ今、日本の多くのそろばん教室が幼稚園児から受け入れしているのか

→少子高齢化なので対象マーケットを広げている為です。もちろん幼少期からそろばんを習わせて脳を活性化させ、発想力を豊かにすることは大事です。それは忘れてはなりません。

今後の展望

今後のフィリピンでのそろばん教室の展開方針として、最低小学校2年生からの受け入れしかしない方針で今検討しています。フィリピンは人口ボーナス期なので、子どもが多いのでマーケットが小さいという心配は有りません。

まずは指導しやすくて、結果の出しやすい小学生を中心に教えるのが戦略として正しいと、改めて認識しました。

効率良く良い結果を生み出す。それが最大多数の最大幸福じゃないか。

もちろん「そろばん教育」の本質を理解されている家庭であれば幼稚園児でも受け入れたいとは思っていますのでご相談くださいね。

フィリピンではそろばん教育はメジャーでは有りません。

その中で決して安くない学費を頂いてる訳なので、保護者にとって目に見える結果を提供して上げることが大切なことなのでは、と考えさせられました。

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、フィリピンで頑張ってそろばん広げたい!けどその為には効率的に良い結果を出し続けないと駄目だなぁ、っと考えさせられました。

この先も頑張って参りますので、どうか温かい目で見守ってください!

それでは読者の皆さん良いお年をお過ごしくださいませー!!

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フリーメイさん

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