【俺の屍を超えていけ】海外起業家が「お金」っていかに大切かを解説するよ。

【俺の屍を超えていけ】お金の大切さを海外起業家のステージ別で振り返ってみた。

みなさんには夢がありますか?

その夢を叶えるためには、なにが必要になりますか?

  • 英語をマスターして、海外で活躍したい
  • 起業して、日本経済に貢献したい
  • 日本文化を海外へ広めたい!
  • ボランティアで、世の中の困っている人を助けたい
  • 世界を気ままに旅し続けたい

ざっくりあげてみましたが、いかがでしょうか?

これらのことを行うには、お金がかかることが理解できますでしょうか?世の中お金が全てとは言いませんが、お金があることで不幸になることは無いでしょう。お金は割と大切です。

800万程度の年収を越すと、幸福度の上昇が緩やかになるという話がありますが、あれには納得できます。

自分もその水準まで行かないですが、東南アジアの首都ど真ん中の高級コンドミニアムの最上階で、家事手伝い・運転手付きで、夕方16時仕事終了、年間200万円の貯金が余裕でできる仕事をしていましたが、実際にそんな環境で生活してみると「どうでもいいな..」としか思わなくなった経験があります。学生の頃、あんなに憧れていた生活なんですけどね。

「お金」か「やりがい」かという議論は有ると思いますが、さすがに年収100万円以下になると、やはりお金ですよ。って話をします。

本日はお金が無いとあまりにひどい生活になるということ自身の経験を通じてお話します。ちなみに「こんな恥ずかしい話をよくもまぁ…」と思うでしょうが、躊躇いはありません。なぜならば数年後はこの経験をネタにして笑ってやろうと思っているからです。人生全部ネタだと思ってます。

  1. 立ち上げ期:社会的に良いことしている、という絶対的な自信
  2. 事業ランニング期:自信喪失するけど気力で頑張れる
  3. 黒字化期:黒字化したら、頑張れない問題
  4. 不調期:身体が言うことを聞かない
  5. お金は大事だよ期:無念の帰国、バイト出稼ぎ

起業初期は社会的に良いことしている、という絶対的な自信がある時期

起業当初ははっきり言って最強です。なにが何でも絶対に成功してやるという時期です。クレームが入ろうが、フィリピン人に馬鹿にされようが、取引先から売掛金を回収できなかろうが、全ての負の事象が「モチベーション」に変換される最強期です。いわずもがな、数少ない正の事象が起こればモチベーションは更に増幅します。

また他人からのアドバイスは「クソくらえ」というちょっと勘違いしている時期でもあります。ワタシの場合はね。この現象をアントレプレナーズ・ハイ現象と名付けることにしましょう。

おそらく多くの起業家はこのステージから始まります。自分が立ち上げた事業が必ず「成功」すると誰もが思うでしょうし、逆にそう思わなければ起業なんてするべきじゃないですよね。

早々と黒字化が達成して、事業が周り続けると、このままのステージを維持し続けます。

特徴:お金は二の次だ!フィリピン社会を良いものに!日本文化を海外へ!

実はそうでもないんじゃないか、と思い始める時期

一部訂正済み
訂正前の表現だと「セブ島の地位の高い人」という含みを持たせた表現でしたが、この表現だと様々なセブ島の人たちに迷惑をかけることになるのでは?との声をいただきましたので、訂正しております。*2018/01/20 セブ時間18時頃に訂正

日本国セブ領事事務所の領事(外交官の一種)の方から、FB経由で直接領事事務所へ呼び出しいただき、お叱りを受け、さらにフェイスブック上で批判されるという出来事がありました。その時の自分自身への経営者や社会人としての配慮の至らなさへの反省、同時にどこかにぶつけようが無い悔しさが入り混じった複雑な思いが生じました。

領事殿の指摘するように「鵜飼さんの接客態度や言葉遣いに問題があった」この一点に関しては事実だと認めているので、できる限りの謝罪をしました。

しかし下記3点だけは今でも疑問に思っています。

  • 平日11時に日本国在外公館である「領事事務所内」で打ち合わせする必要性
  • 在フィリピン日本国大使館が台風警報を発令していて邦人への外出を控えるよう喚起している日に領事事務所へ呼び出される必要性
  • 領事という立場の方が、フェイスブックで民間企業を批判する倫理性

私は一般民間人なので外務省の規定や規則に全く詳しくはないのですが、本件は何かしらの問題はないのでしょうか?

一般民間人が日本国大使館管轄の領事事務所内で、プライベートの用件でお叱りを受けるというのは前代未聞の出来事ではないでしょうか?それとも(大使館や領事館と違い)領事事務所では「公私混同」という概念は一切通用しない聖域なのでしょうか?

当方としてはフィリピンで法人設立し、就労ビザを取得し、教育業を通じて、私なりにフィリピン社会へ貢献しながら活動していましたが、まさか領事(外交官の一種)から呼び出しをされ、お叱りを受けるとは青天の霹靂でした。

キミの所のお客さんの◯◯さんが、キミの事こう言っていたよ。

△△にある◯◯さんから、こんな話を聞いたよ。

とまぁ、こんな出来事があって自身を奮い立たせ支えてきた『日本の伝統教育コンテンツをアジアの次世代へ』という根っこの「思い」が打ち砕かれました。「あ、海外でこの事業をやりたいのは自分だけ?これは自分のエゴなの?え、めちゃ辛い」って。

セブ島領事という外交官に批判されるのは、

  • 自分が成功してないからだ
  • 自身の立ち振る舞いが悪かったからだ
  • 自身に相手に拮抗する社会的地位が知名度が無かったからだ
  • 自身に影響力がなかったからだ

と悩み、朝方まで寝れず目がうつろになった時期もありました。ちなみにこの時期は資本金もあまり残っておらず、精神的にも世間的にもかなり追い詰められた時期です。ただ、まだ自身の怠慢がクレームに繋がった悔しさをバネに毎日働き続けました。悔しさは確実に人を強くします。

当時は事業拡大を見据え、第二店舗展開予定先近くにある、フィリピン人が多く住むシェアハウスへ引っ越し、支出を抑えながら事業拡大の機会を狙っていました。が、重なる事業固定費を事業でカバーできなくなり、出店は一時諦めることになります。

クラウドファンディングで自身への可能性を信じて支援をしてくださった方々や一緒に盛り上げてくださった方には頭が上がりません。同時に何も結果が出せず申し訳無く思っております。

特徴:権力者って怖い。ところで黒字ってナニ?美味しいの?

事業縮小による単月黒字化でひと安心、の罠

そんな「固定費削減と他店舗展開」という課題をかかえ、2018年4月に大変お世話になっている知人のご厚意で、賃料や電気代を大幅に削ることができる新事務所へ移転します。縮小に伴い倉庫確保の必要があったので、自身の寝床も兼ねて、事務所近くへ倉庫名目で部屋を借りました。

移転すると、速攻で起業準備中から合わせて1年10ヶ月間続いた赤字が、初めて黒字へ転換しました。このときの喜びは今でも忘れられません。いままでまともに一時帰国すらできず(金策やバイト)、休みなくずっと働き続け、小切手口座と現預金口座間の綱渡りの回転資金の悩み、売掛金の回収と給与支払いにおびえる悩ましい日々、からの解放を予感させる出来事でしたからね。

しかし「安心」と「暇」は私を蝕みました。

  • ギリギリの生活をしなくても良くなった
  • 考える時間ができると、マイナス思考に陥った
  • セブ島の高い立場の方からの叱責や罵倒の悪夢が蘇る日々
  • クラファンへの責任を取れない自身への苛立ち
  • 黒字になったとはいえ、初期投資回収が難航
  • ブログで稼ぐ方向へ逃げる

それまでは本当に朝から晩まで動き回っていたので、考える時間、休み時間というものがあまり取れてきませんでした。しかし時間ができると、自分の置かれた立場、2年の事業経営して結果はこれか、フィリピン教育改革をする公言したのに周囲50名にしか影響を与えられていない、という何ともいえない自身への失望に拍車をかけます。

また当然経営者ですから、こんな悩みは部下にだって、友人にだって打ち明けられません。経営者は孤独というのは本当でした。株を持っているのは自分だし、事業を始めたのも自分だし、拡大したのも自分と従業員です。たとえ誰かに相談しても「夢を追いかけたほうが良い」「辛いなら辞めたほうが良い」の議論の延長でしょう。会社の内部事情や教育事業を内情を知るのは自分だけですから。

この時から徐々にブログ業へ舵を切るわけですが、狙いは「ブログ収入」と「知名度」です。とりあえずの心の安らぎは「お金と承認欲求」により確保されるというのが自身の経験で分かります。また「お金が無いと広告が打てない」「広告が打てないと知ってもらうキッカケが作れない」という悪循環は身をもって経験しているので、自身の宣伝媒体を持つことも課題でした。

なので既存メディアへの反骨心、自身のブランド化により攻撃者への抑止力をもたせることに注力しました。核兵器を持っている国同士では戦争は起こりえない、という外交理論と同じです。弱いから攻撃されるのです。世界は残酷であり、シンプルなのです。世の中で勝つためには強くなるしか無いのです。

嫌なことも、好きなことも全て晒そうぜ!
海外起業家が今さら「ブログ運営」にハマる9つの理由

特徴:黒字って美味しいね!ところで嫌悪感がヤバイ。人前に出るの怖い..

咳が止まらない日々、じんましん頻発、けど思うように病院に通えない日々

 

2018年8月〜10月頃でしょうね、仕事への余裕が生まれてきたのもあり、ブログを始め、身体という資本作りのためにランニングしたり、プロテイン飲んだり、筋トレしたり、サーフィンしたり。。でも何やっても蕁麻疹が出てしまう時期なのです。お酒すら飲んでいないのに。後々に気づくのですが、身体に重大な変化が訪れます。ちなみに妊娠ではありません。

でも病院行っても、海外旅行保険すら入ってないので、フィリピン生活においてとても高額な医療費(5千円〜)を取られます。しかも日本帰国は年に一回だけなので、海外保険付きのクレカも適用されないので、安いクリニックを探す日々でした。本当に惨めです。

 

海外旅行保険付帯のクレカなら、病気・ケガの治療費は一切かからないよ!気兼ねなく日本語の通じるジャパヘルも通える(泣)

フリーメイさん

特徴:身体が思うように動かない。フィリピンのお医者も高くて通えないよ。

一時帰国でぜん息の発覚。年末年始はセブ渡航費を稼ぐ為にバイトする日々

2018年11月に入ると、いよいよ咳込み過ぎて、吐血したりするし、いい加減日本に帰りたくなった。

もう人前に出て頑張れる気力なんて、無かったのもこの時期でしょう。気晴らしにスポーツしても発疹、酒のんでも発疹、もう体力的にも、精神的にも無理でした。お金はかろうじて日本円口座に日本円が残っていたので、それでLCCで日本へ帰国しました。セブ島でも毎回医療費を捻出して通院してましたが、毎回5,000円掛かる割に、全く咳が止まらないので、不信感もありました。

一度日本へ帰って、体調を整える、また海外にいても気兼ねなく病院に行ける準備(保険付きクレカ発行)を整えることに専念しました。ま、だけど結果的に2週間治療に専念して、よくよく考えたらセブ島に戻ってくるお金も無いし、バイトするんですけどね。本当に綱渡りです。

帰国したはいいけど、よくよく考えたら休んでいる暇はなかった。お金稼がなきゃ。

フリーメイさん

特徴:先は長くないかもな、、治療に専念!ところで月給で働くってスゴくいいよな、毎月必ずお金が入るんだぜ?アレ?特権階級かな?

終わりに

起業を考えている人は、お金がないと、持たないので資金は余裕で持つこと。すぐに事業が回ればそんなの関係無いけど、冒頭の動画でもあるように「(日本の)中小企業の7割が赤字経営」というのがありますが、あながち間違いではありません。

東南アジア経済は堅調ですが、7割ガンガン潰れて、3割の良いところが残ってブラッシュアップして生き残っていきます。「海外展開すれば儲かる」という概念が捨て去りましょう。ダメなところはあっさり潰れます。

東南アジアで海外起業というと、盲目的にキラキラした印象を持たれる方が多いかもしれません。しかし言葉が通じない、外国人扱い、就労ビザの問題、日本の常識が通用しないなど多くの課題があります。そんな課題を苦労しながら一つ一つ取り除きながら、トンネルを抜けた先には「大したことない結果」しか待っていないかもしれません。

でもお金があれば、他人に任せて全部任せて、解決できることも多いです。富の集中って当たり前なんですよ。お金があれば、人を雇えるし、事業拡大もできる。誰もお金払いの悪い人間には付いて来ません。興味持ってくれるのは最初だけです。

だから身一つで海外起業にチャレンジされたい方は、今一度勝ち方を戦略的に戦っていきましょう。また苦しいかもしれませんが、お金を使ってでも人に動いてもらいましょう。そして自身のメンテナンスを怠らないで下さい。身体が資本です。ちなみにお金が無いと辛いです。お金があまりに無い(年収100万円以下)と生殺与奪を握られちゃうと精神的にダメになります。

ということで海外で事業される方、まずは事業に集中できるようお金に余裕持って頑張って下さい。

筆者も成功を手にするまで、どんな事業をやってでも全力で挑戦し続けます。「お金」というと「汚い」印象を持たれますが、貨幣経済においてお金は圧倒的パワーの源泉です。お金=元気の源です。よし、書いててスッキリした。

結論:起業家よ、フェニックスたれ!会社潰してもええんや!人生は長い。勝つまで戦え!

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